
ベルエトワール創立40周年を記念して、 社長の岡本憲将へのスペシャルインタビューを連載いたします。
現在も仕入れ及び販売においても最前線で活躍する岡本が歩いてきた軌跡、 またベルエトワール・宝石への熱い思いを、皆様にお伝えできればと思っております。
普段お客様へお見せするのとは一味違った、リラックスした岡本の一面を、お楽しみいただければと思います。 第一回は、岡本と宝石との出会いからその魅力に惹きつけられていくまでを聞いてみました。

最初に、社長が宝石を取り扱われるようになったきっかけをお聞かせください
大学を出てしばらく海外を周遊していたんですが、帰ってきても、またどうしても海外に行きたくなっちゃったんですよね。ところがその頃は、親の跡を継ぐっていう事で、うちの親父は農薬とか農業資材とか、そういうものを主に扱っていたから、海外にはおよそ縁がなかったんです。じゃあ、輸入雑貨とかそういうものを扱えばなんとかなるんじゃないかなと思って。またその頃、指輪とか彫金的な物も好きで自分でもしょっちゅう身につけていたから、店を出す時に海外の輸入雑貨品だけじゃなくて、彫金的なアクセサリーも入れよう思って、舶来品のアクセサリーを扱うお店を始めたんです。


宇都宮 バンビル店
そこから、宝石を始めるにはまたステップがあるように思いますが
それはね、たまたまお客様が来て、友達の紹介で。その方が宝石商だった
んです。地方の宝石の卸をやっている人で、「もし扱うんだったら手伝うよ」
「20万くらい用意できないか」って言ってくれたんで、「いいですよ」
って20万円を預けて、それを補償金にして商品を借りたんですよ。
店に小さな丸いショーケースを一つ作って、そこに1万から5万円くらいのイヤリングとかペンダントとかリングを飾ったんです。そうすると、それ1個2個売るとひと月の今までの売り上げが出来ちゃうんですよ。
「えー!」と思ってね。商売的にも「これは面白い!」ってなって続けるようになったんです。お客様も最初は高いものは買ってくれなかったけど、だんだん需要も増えてきてね。少しずつ自分でも宝石の事を調べてみたりして。そうするとなんかエメラルドの人気があるんですよ。やたらエメラルドが売れるんです。


この独自の流通システムは、当時の業界では
革命的と様々な記事に取り上げられました
そう。「エメラルドってどこで仕入れるの?」って聞いたらコロンビアだって。「じゃあコロンビア行っちゃおう!」って…あ、そうじゃないんだ…
その前に、その頃はシステムが結構多かったんです。今もそうだけど、問屋さん・大問屋さんとかね。うちは地方問屋さんから宝石を仕入れていたんだけど、どうも高い感じがするんです。海外でちょこちょこ見たのと比べても、何か高い感じがしたんですよね。で、地方問屋さんは東京の大問屋さんから仕入れているって聞いたから、「じゃあ大問屋さん回ってみようか」って大問屋さんへ行ったんです。そしたら「どこから来たの?」って言われて、「宇都宮で小売をやっています」って言ったら、「あなたは小売屋さんなんだから問屋さんから仕入れなさい」って。「我々は大問屋だから問屋さんにしか卸さないよ」って言われちゃったんで、「じゃあこの人たちどこから仕入れているの?」って調べたら、輸入業者から仕入れている事が分かって、「じゃあ自分で行っちゃおう!」っていうことになったんです。
