
タンザニア メレラニ鉱山
雲の上にキリマンジャロの頂が見える
マダガスカルの他には、タンザニアにも行きました。タンザナイトの他に、サファイア・アレキサンドライト・アレキサンドライトキャッツアイなどが採れ始めたんですね。
特にトゥンドゥールという場所では、ダイヤモンドをはじめ、各種サファイア・アレキサンドライト・中級石・各種ガーネットなど、いろいろな物が採れ始めたので、面白かったですね。研磨したものではなくて原石の場合、買って研磨してみないと分からないギャンブルのような要素があるんですが、同時にロマンもあるんですよ。
宝石を採掘する場合もそう。宝石の場合は、金のように採れたら一定の価値があるというわけにはいかなくて、質が悪ければ採れても二束三文なんですよね。かけた時間が、同じ価値を生むわけではない。そこに宝石が持つ魅力、ロマンを感じますね。
ただ、タンザナイトは流通システムが確立されつつあって、ちょうどダイヤモンドで言うとデビアスのようなシステムですね。クライアントがまとめて一定量を定期的に買って、マーケットに出す。クライアントは安く買う事は出来るけど、一度断ったら権利がなくなってしまうというシステムです。そういう管理的な制度が出来あがってくると、価格差もなくなってきて、買う面白味はなくなってしまいますけどね。


一面に草の生えた 飛行場
ダルエスサラームからトゥンドゥールまでは飛行機をチャーターして行くんですが、まともな飛行場がないんです。飛行場とは名ばかりの原っぱなんですよ。そこに牛が行ったり来たりしているんです。滑走路に牛が急に飛び出してきたらどうするの?って、感じですよね。
実際に牛待ちも経験しました。飛び立とうとしたら、滑走路に牛がいて飛び立てないんですよ。仕方がないから、牛が全部どいてくれるまで待ってから飛び立ちました。
飛行機も6人乗りくらいのチャーター便なんですが、扉を閉めないで飛んだりと、随分怖い思いもしましたね。いろいろな国を周りましたけど、舗装していない滑走路という経験は初めてでしたね。なんとも「アフリカらしいな~」と思いましたね。
更には、鉱山までの道のりも大変でしたね。
車で行くんですが、夜は漆黒の闇。道はこれ以上ない程のガタガタ道で、走っている途中で車のパーツが飛んでしまう位ひどいんです。道路にもなっていない崖を通っていった時は、さすがに覚悟を決めましたね。
また、通れないところを車を押してやっと通った時も、「もしここで立ち往生したらどうなるんだろう?」と不安がよぎりましたね。ま、そんな所ですから、普通の人は行かないですよね。


川で採れた原石は
角が取れて丸くなっている

山で採れた原石
山まで入らなくても、掘ったものは現地の人たちが持ってくるんですから、待っていれば良いわけです。
でもやっぱり見たいですよね…鉱山も、国によっても違うし、同じアフリカでも一か所一か所違うんです。掘り方も、採れる場所も。原石も、川で採れるものと山で採れるものとは形状が違うんですよ。
川で採れるものは、上流から下流に流れてくるまでに角が削られていますから、丸くなっているんです。ですから、実際に鉱山を見て原石を見るのと、鉱山を見ずに原石を見るのとでは、感慨も違いますよね。
最近では、大きくていいルビーも採れていました。数年ですぐに採れなくなってしまいましたけど…
採れたばかりの時期は非常に面白いです。現地の人たちも値段をまだ把握してないのと、まだその産地がブランドになっていないからですね。
どんなにいいものでも、最初は歴史のある産出国の方がいいっていうイメージが、どうしてもあるんですよ。
長い年月がたって、良いものは良いと認知されて、そこでようやくブランドが確立するんですが、採れたばかりでまだポピュラーじゃないものは、ブランドになっていないので、どんなにいいものでも安く手に入ったりするんですよ。

グリーンガーネットの原石取引
ケニアではツァボ公園で見つかった有名なグリーンガーネットがありますよね。実際に行ってみると、原石でまとめて売買しているんです。
ちょっと驚くような量で取引していましたね。

