ジュエリーガイド
サファイア

ラテン語の「青」に由来する名を持つサファイア。
ルビー同様、サファイアも旧約聖書の中に登場し、当時から価値のある石として認められていた
ことが記されている。
また、古代のペルシャではサファイアは大地を支える石で、青空は大地のサファイアを
反映したものだという伝説もあり、「神に最も近い石」だとされた。
神に近い石という評価は、「力の象徴」として時の権力者たちに競い合うように
求められていった。
あのナポレオンやロシア、イギリス、フランスの王室でも大粒のサファイアを使った
宝飾品を手にしたとされている。
「サファイアとは」

落ち着きのある輝きを放つサファイアは、様々な表情をみせる宝石である。
鉱物学的にはコランダムに属するサファイアは、ルビーと同じ性質の石である事を意味している。
石の中に含まれる酸化クロムの割合によって色が変化するのだが、その中で赤いものをルビー、青いものをブルーサファイアとし、その他の色(ピンク・イエロー・オレンジ・ゴールデン等)をファンシーカラーサファイアとして一括したのである。
「評価ポイント」

評価の基本となるのは「色」「内包物」「輝き」の3点であり、最も重要とされるのが
色である。
色が濃ければ濃いほど評価が高くなるが、最高の色を通り過ぎ、逆に「黒く」なってくると
評価は下がる。
「サファイアの産地」

最高のカラーはコーンフラワーブルーという色で、インドのカシミール地方に多かったが、
今ではほとんど産出されなくなってしまった。
現在、市場に安定した供給がされているのはスリランカ産サファイアで、一般的には
やや色が薄いものの、透明度が高く輝きの点で優れているのが特徴である。
サファイアにはブルー以外にもピンク、オレンジ、イエロー、ゴールデン、グリーン、そして
無色のホワイトサファイアまで、さまざまなカラーバリエーションがあり、ファンシーカラー
サファイアと呼ばれる。
これらは主にスリランカやマダガスカルで産出されている。
中でも最も稀少価値が高いのは、ピンクとオレンジの中間のいった色合いを持つ
パパラチアで、スリランカ語で「蓮の花」という意味がある
「カットの種類」





